出身 : 1946年8月16日 アメリカ・テキサス州
身長 : 186cm
体重 : 135kg
デビュー 1965年 〜 1996年 死去
ディック・マードックは1968年、日本プロレスに参戦するため初来日し、その後、国際プロレス、全日本プロレス、そして新日本プロレスと日本のメジャー団体を渡り歩きました。
1989年にはFMWにまで参戦しました。
その中でもゴールデンタイムに放送されていたこともあって、新日参戦のイメージが一番強く残っている方が多いのではないでしょうか?
正直、ハンセン、アンドレ、ホーガン、ブロディなどのトップレスラーと比較すると、若干ランクが落ちるような印象のマードックですが、それは本人の欲の無さから感じられるものだったのでしょう。
茶目っ気のあるキャラクターで、どこかプロレスを楽しんでいるような雰囲気もありました。
しかし実力では上記のトップレスラーたちと比較しても、まったく引けをとらなかったといいます。
例の、新日が前田日明をこらしめようとvsアンドレ戦を組んだことがありましたが、「新日が本気で前田を潰そうとしたなら、アンドレではなくマードックを送り込んだはず」という山本小鉄の弁があるように、セメントならマードックがNo.1だったとも言われています。
マードックの得意技として一番有名なのは、やはり カーフ・ブランディング(子牛の焼印押し)でしょう。
この技 使うレスラーって、少ないですよね。
他には今、日本で流行っている 垂直落下式ブレーンバスター。
マードックは約30年も前に、この技を使っていました。
フライング・ヘッドシザース もありました。
マードックのフライング・ヘッドシザースは、相手の首を挟んだ空中の体勢で一時静止するという、非常に見栄えのする裁きをしていましたので、観客も沸きました。
それとマードックといえば、アドリアン・アドニスとのコンビ。
ダスティ・ローデスとのコンビも有名ですが、個人的にどうもローデスは好きになれませんねぇ.....
日本でツープラトン攻撃というと、長州・浜口らの維新軍団が元祖のようにいわれますが、マードック・アドニスのほうが先でしょう。
非常に良いタッグチームでしたが、既にマードック、アドニスともに亡くなっています。
マードックは96年(心臓麻痺による)49歳の若さで、アドニスは88年(交通事故による)さらに若い34歳でした。
今頃は天国でコンビを再結成し、活躍しているかもしれません。
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