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2008年06月10日

ディック・マードック (Dick Murdoch)

本名 : ハート・リチャード・マードック (Hart Richard Murdoch)
出身 : 1946年8月16日 アメリカ・テキサス州
身長 : 186cm
体重 : 135kg
デビュー 1965年 〜 1996年 死去


ディック・マードックは1968年、日本プロレスに参戦するため初来日し、その後、国際プロレス、全日本プロレス、そして新日本プロレスと日本のメジャー団体を渡り歩きました。

1989年にはFMWにまで参戦しました。

その中でもゴールデンタイムに放送されていたこともあって、新日参戦のイメージが一番強く残っている方が多いのではないでしょうか?

正直、ハンセン、アンドレ、ホーガン、ブロディなどのトップレスラーと比較すると、若干ランクが落ちるような印象のマードックですが、それは本人の欲の無さから感じられるものだったのでしょう。

茶目っ気のあるキャラクターで、どこかプロレスを楽しんでいるような雰囲気もありました。

しかし実力では上記のトップレスラーたちと比較しても、まったく引けをとらなかったといいます。

例の、新日が前田日明をこらしめようとvsアンドレ戦を組んだことがありましたが、「新日が本気で前田を潰そうとしたなら、アンドレではなくマードックを送り込んだはず」という山本小鉄の弁があるように、セメントならマードックがNo.1だったとも言われています。

マードックの得意技として一番有名なのは、やはり カーフ・ブランディング(子牛の焼印押し)でしょう。

この技 使うレスラーって、少ないですよね。

他には今、日本で流行っている 垂直落下式ブレーンバスター。

マードックは約30年も前に、この技を使っていました。

フライング・ヘッドシザース もありました。

マードックのフライング・ヘッドシザースは、相手の首を挟んだ空中の体勢で一時静止するという、非常に見栄えのする裁きをしていましたので、観客も沸きました。

それとマードックといえば、アドリアン・アドニスとのコンビ。

ダスティ・ローデスとのコンビも有名ですが、個人的にどうもローデスは好きになれませんねぇ.....

日本でツープラトン攻撃というと、長州・浜口らの維新軍団が元祖のようにいわれますが、マードック・アドニスのほうが先でしょう。

非常に良いタッグチームでしたが、既にマードック、アドニスともに亡くなっています。

マードックは96年(心臓麻痺による)49歳の若さで、アドニスは88年(交通事故による)さらに若い34歳でした。

今頃は天国でコンビを再結成し、活躍しているかもしれません。


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posted by katsuaki at 13:25| Comment(0) | TrackBack(0) | ディック・マードック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする